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執筆者の写真デイサービス:藤田

はい、写真撮ります!

そうお声掛けさせていただいた、ほぼ2秒後、神経集中して見つめていたパソコン画面から視線を外してこちらを振り向く左と左上の二人、そのとき画角に入っていなかった右と右下の二人は、「ハイ、ハイ、ハイ!」などと声による牽制をしきりに発しながらどこからともなく現れて、これは誰が申し合わせたわけでもないのに、画面の中の誰もが両手両指をカニのハサミ状にしつつ、と同時に若干不器用な終着点を見いだせないような笑顔をマスク越しに浮かべ、とにもかくにも写真という画像の中に自らを記録せんとするほぼ無意識的な行動を成し得たことに安堵するかのような視線をカメラレンズに向かって送ってくる。画中の4人によるこれら一連の流れるような動きを「チームワーク」と呼ばずになんと呼べばいいのだろう?iPadのシャッターボタンに触れながら、そうした軽い感動を覚えたわたしはまだまだ未熟者なのだ。


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