Sunshine Museum
サンシャイン 美術館
広島・南蟹屋にありますサンシャイン美術館はこのほど、同館のコレクションをオンラインで鑑賞できる公式サイトを、サンシャインのホームページ内で公開しました。
同館のコレクションのすべては、サンシャインのご利用者様が製作されたものであり、公開するに当たり、ご本人様およびそのご家族様のご承諾をいただいております。
利用者様の素晴らしい作品をゆっくりとお楽しみください。
カエル・フェイヴァリット
どういうわけかカエルが大好きだというご利用者様。お写真・お名前ともに仮のものを拝借させていただいています。毎日のようにデイサービスに来られ、毎日の ように美術作品を生み出されています。そのエネルギーにはスタッフも脱帽して憚りません。今日も明日も元気いっぱい、作品造りに余念がないご様子です。
テルコ・ヤマネ 山根照子様
いの一番にうさぎが大好きな照子様。ご主人の手の上に乗っておられるのかどうかはわかりませんが、写真は仮のものを使わせていただいています。水彩画と書道を専門に、誰よりも長くデイサービスの第一線で活躍されていることは周知の事実。その手から生み出された作品は、レクで行事で、サンシャイン寄席でと、様々な場面で展覧されています。その出来栄えのみならずその作品数でも他の利用者様をぐんと引き離しておられます。
サカエ・オオハマ 大濱さかゑ様
塗り絵と言えば大濱様、大濱様と言えば塗り絵、と相場が決まっていたのはいつの日か。今ではついに広大な絵画の世界に入られ、のみならず、並々ならぬ腕前をいきなり披露されるや、サンシャインマンションの管理人シリーズやカープ選手の似顔絵ではその想像もできない才能の一端を披露されています。これからの活躍がますます楽しみです。
サチコ・マツモト 松本幸子様
その昔、松本様が自宅で製作されたという、陶器製の壁掛けを見せていただいことがあり、その精緻さと丁寧さには内心で舌を巻いてたわたしがいました。近年、今度は絵画の世界に身を投じられ、そこでも並々ならぬ生粋のセンスを発揮され、わたしの舌を再びクルクルと巻いておられます。これからどんな作品が生み出されるか、目を離せないお一人です。
いの一番にうさぎが大好きな照子さん。ご主人の手の上に乗っておられるのかどうかはわかりませんが、写真は仮のものを使わせていただいています。水彩画と書道を専門に、誰よりも長くデイサービスの第一線で活躍されていることは周知の事実。その手から生み出された作品は、レクで行事で、サンシャイン寄席でと、様々な場面で展覧されています。その出来栄えのみならずその作品数でも他の利用者様をぐんと引き離しておられます。
キヌエ・アベ 安部絹江様
安倍様の両手の指は多少曲がりにくくなっておられますが、筆を手にするやいなや、手首を固定されるようにして腕全体を動かされ、ゆっくりと丁寧にキャンバス(と言ってもダンボールですが)に色を置いていかれます。色を塗るのではなく、まさしく「置いて」いかれるのです。複数の色を混ぜて行く際の、そのジェントリーな仕草を拝見していると、安倍様の人柄と作品の出来栄えが、互いに謙譲の美徳をもって、ひとつのものに溶けていくようで、感嘆せずにはいられません。
キクヱ・タナベ 田邉キクヱ様
田邉様はカエル・フェイヴァリット様の隣にいつも陣取られ、カエル様に負けない技倆とセンスでいくつもの作品を次々と生み出されています。AIの生み出す抽象画をヒントに、「こりゃなんじゃろうね」とつぶやきながら独自の領域を作り出され、それが何になるのか、その落ち着き場所を追求されている姿からは、 芸術家の香りが立ち込めております。
セツコ・イナイ 稲井節子様
静物画を得意とされる稲井様は自らを、オルケード・イナイと称する、ユーモアとウィット精神に溢れるナイス・アーティスト。しかしその作品は堅実と流暢を兼ね備え、どこからでもなにからでも見事な作品に仕上げてしまうスキルフルな腕前は、見るものに唖然を強いてやまない。サンシャインの誇るビューティー・ティーチャーとして活躍中。
トミコ・カミモト 上本トミ子様
上本様の作品作りを拝見していると、着想と表現方法が相俟って、重厚でありながらも、モダンな軽やかさが華やかに眼前でなにかを舞っているような感覚が喚起され、へええ、そうくる?といった頭でっかちな感想をせせら笑うような着実な筆使いは見るものを魅了してしまうでしょう。
タネコ・イマダ 今田種子様
いつもはにかみながら、考えながら様々な作品を次々と作り出している姿からは、そのパワフルかつカラフルな作品の完成は想像できません。まだ作品数が少ないのですが、今後の活躍が最も嘱望される創造者のおひとりです。
Sunshine Museum
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社会福祉法人 サンシャイン
2021.10.1